県道184号線 外野勝山線
安房郡鋸南町勝山〜南房総市荒川 (13.7km)
太海海岸から約200mほど離れた約30,000平米の県内最大の島で、風情あふれる手こぎ船で渡ります。風光明媚で源頼朝や日蓮上人の伝説があり、昔より所有者平野仁右衛門が一戸だけ住んでいるところから仁右衛門島といいます。四季を通じて花が絶えることなく、特に金銀針茄子という珍しい植物もあります。皇太子殿下(学習院御在学時代)、常陸宮殿下、三笠宮殿下も御訪問され、千葉県指定の名勝で新日本百景の地として選ばれています。
御神的(おまと)とは弓を放って、矢の当った的を見てその年の作況と気候の順不順を占う神事で、起源は古く第44代天正天皇の時代( 680〜 748年)に大飢饉があり、民衆が飢えに喘いでいたとき、常陸国(今の茨城県)の鹿島大明神のお告げを承けた別当平田権之頭が氏子の川津三郎に重藤の弓を授け、「増間に往きこの弓を持って、鳥獣を射って食料とし郷民を救え」との神のお告げの使者として行かせました。この思いに報いるため増間の人々が日枝神社の裏山の鹿島明神を祠り、毎年2月1日(旧暦)を例祭日と定めました。
安房国一宮として知られる安房神社の祭礼は、中里八坂神社、犬石神社のものを含めて3基の神輿が境内に集まります。また周辺の神戸地区でも多数の神輿や屋台が出て賑わいをみせます。明治の頃までは浜辺で催されていたので浜降祭といわれていました。
南房総の玄関口にそびえる鋸山は海抜329.5mです。垂直に切り立った岩壁は恐ろしいほどの高度感にあふれ、その名のとおり鋸の形をしています。千葉を代表する山の一つとして知られています。山頂からの眺めは、富士山はじめ関東一円を一望できます。大景観の素晴らしさは、言葉でいいつくせない美しさです。十八勝、三十六景など数多くの秘境に富み、すべてを観賞するには二日を要するといわれています。景観だけではなく学術的にも貴重な存在です。山中の地質や動植物を調査研究する人々に「天然大博物館」として注目されています。鋸山には、登山道とロープウエー、車で鋸山登山自動車道パノラマラインの駐車場を利用することができます。
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