初期浮世絵師の巨匠菱川師宣は鋸南町の縫箔刺繍を業とする吉左衛門の子として生まれました。名は吉兵衛、晩年仏門に入り友竹と名乗りました。生年及び在郷年代は不明ですが、青年期に画技を志し、その後江戸に出て、浮世絵師として大成しました。特に木版画の分野に新しい様式を生み出し、浮世絵版画創始期の第一人者と目されるに至りました。記念館には「見返り美人」などの作品資料を中心に、他の浮世絵師歌川広重、豊国、国芳らの作品も展示され、浮世絵の歴史や浮世絵から見た江戸庶民の風俗を紹介しています。
勝山海岸上にそびえる大黒山の頂上に設けられた展望台です。城の形をしている展望塔からは、眼下に勝山漁港や町並みがみえます。望遠鏡では伝説の島・浮島と東京湾を行き交う様々な船を手に取るように眺められます。天気が良ければ富士山や伊豆七島も眺めることができます。素晴らしいすり鉢状の山です。
県道和田丸山線沿いに位置し、「道の駅ローズマリー公園・丸山町」の中にあり、平成9年4月23日(1997年)にオープンしました。英国の劇作家ウイリアム・シェイクスピアが故郷のストラットフォードで晩年過ごしたニュープレスにあったパーマーズファームの建物の再現や、生家及びシェイクスピアの母親メアリーアーデンの生家を模した建物を再現し生誕地ストラットフォード、アポン、エイボンの町並みなど復元されたものです。館内にはシェイクスピアが活躍した時代背景や当時のロンドンの様子から代表作の名場面、シェイクスピアが動き踊る人形などシェイクスピアの演劇のあらましなどを展示してあります。時期にはシェイクスピア・カントリー・シアターで文化的な狂言、音楽コンサートなどの企画もあります。また併設のローズマリーガーデンでは、春夏秋の花が咲き乱れ、イチゴ狩りなどの体験もでき花やローズマリーの入浴剤などの即売もしております。今では南房総の観光スポットの一つとなっております。
日蓮聖人の弟子、日家上人が建治2年(1276年)に聖人生家跡に一宇を建立し、高光山日蓮誕生寺としたのが始まりとされています。その後天災に遭い、現在の地に移り小湊寺誕生寺と改称されました。宝永3年(1706年)建立の仁王門や、日蓮聖人像が安置されている祖師堂、本師殿宝塔などがあります。また、灯篭流しや御会式など、年中行事も多く開催されます。
加茂川と金山川の合流点に配備された総合運動施設で第2種公認陸上競技場、野球場、ソフトボール場などからなっています。文化体育館は約 3,450平米、野球場は約 7,316平米で両翼97.5m、センター 121.9m、陸上競技場は約 23,700平米に約 798平米のスタンドがついています。全国的にみてもビッグなスケールといえます。
勝山漁港の目の前にある周囲約780mの無人島です。日本最後の原始の島といわれ原生林で覆われています。また、ここは磯釣りの適地です。クロダイ、アジなどが釣れます。島内には浮島神社があり、7月の大祭には舟で島に渡る「島渡」が行われます。